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LINEは国内で9,500万人以上(2023年3月時点)の月間アクティブユーザを抱え、生活インフラの一部となっています。
そんなLINEを活用した広告の中で最近のトレンドとなっているのが「LINE動画広告」です。
LINE社が2020年に発表した「LINE Ads Playbook」では、コロナ禍の影響もあり、外出自粛期間前後でLINE動画広告に対する反応率が急上昇しています。
imp数やCTRだけでなく、10秒再生率や視聴完了率も大きく変化しており、企業にとって有益なプラットフォームとなっています。
今回は、LINE動画広告の概要と成功のコツに焦点を当てて解説していきます。
【目次】
LINE広告とは、日本全国幅広い年齢層にアプローチできるSNS広告で、ほぼすべての配信面で静止画と動画広告を配信することが可能です。
最新トレンドでは、動画広告への移行が急速に進んでおり、静止画のものから簡単な動きをつけるだけの動画も効果的です。
既存のSNSやYouTubeでの動画広告とは異なり、LINEを活用することで新たな層にリーチが可能となっており、LINEの独自データベースを利用し、性別、年齢、職業など多岐にわたるターゲティングができます。
そのため、今後の広告戦略において、静止画ではなく動画出稿を検討することが重要です。
LINE広告を活用するメリット等は別の記事でご紹介していますので、あわせてご覧ください。
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静止画は制作費が安く、簡単に多彩なクリエイティブを作成できるため、手ごろに始めたり複数のクリエイティブを作りたい場合に適しています。
一方、動画広告は視覚と聴覚に訴え、豊富な情報を伝えられるメリットがあります。
特にブランド認知度や購買意欲の向上が期待できますが、制作コストが高く時間もかかる傾向があります。
静止画 | 動画 |
動きがないためスルーされやすい | 目が惹かれて注目を集めやすい |
簡単に多彩なクリエイティブが作れる | 制作コストが高い |
情報量に限りがある | 情報をより多く詰め込むことができる |
静止画と動画、両方のクリエイティブをバランスよく活用し、広告メッセージを効果的に展開することが重要です。
LINE動画広告は以下の通り、2種類の課金形態があります。
CPM課金とは、広告が1,000回表示される度に費用が発生する課金方式です。 1,000回表示されるごとの単価を「CPM」と呼びます。
より多くのユーザーに広告を見てもらいたい、認知度を高めたい場合に適しています。
CPC課金とは、動画広告をクリックされないと費用が発生しない広告です。
表示のみでは費用が発生しないため、広告に対しより関心度の深いユーザーのみにコストをかけれます。
LINE動画広告を配信できる掲載面、配信サイズは以下をご覧ください。
(16:9) |
Card(1:1) |
Square(9:16) |
Vertical|
トークリスト | ✕ | ✕ | ✕ |
LINE NEWS | ◯ | ◯ | ◯ |
LINE VOOM | ◯ | ◯ | ◯ |
ウォレット | ◯ | ◯ | ✕ |
LINEポイントクラブ | ◯ | ◯ | ◯ |
LINEショッピング | ◯ | ◯ | ✕ |
LINEチラシ | ◯ | ◯ | ✕ |
LINEクーポン | ◯ | ◯ | ◯ |
LINEマイカード | ◯ | ✕ | ✕ |
ホーム | ◯ | ◯ | ◯ |
LINE Monary | ◯ | ◯ | ✕ |
LINE オープンチャット | ✕ | ✕ | ✕ |
LINEレシート | ◯ | ◯ | ◯ |
LINEファミリーアプリ | ◯ | ◯ | ✕ |
LINE広告ネットワーク | ◯ | ◯ | ✕ |
Verticalは画面占有率が高く視認性に優れるものの、LINE NEWSやLINEの展開するSNSであるLINE VOOMなど一部の配信面でしか表示されません。
また、LINE VOOM上では3:4の比率となり、上下が切れて表示されるためクリエイティブを作る際は注意が必要です。
動画を出稿する配信面を選択することができないので、いずれにも対応するクリエイティブのパターンを用意しておきましょう。
LINE動画広告制作時のポイントは以下3つを意識しましょう。
動画広告の効果を出すためには、最初の3秒が最も大事と言われています。
動画の最初から最後まで、伝えたい内容を詰め込んでいても再生されないと意味がありません。
動画の途中でも離脱されてもしっかりとメッセージが伝わる構成や、最初に訴求内容を伝えることがポイントです。
たとえば、【初回限定〇〇円】や商品のロゴ、特徴などを記載しておくとユーザー側の興味をひくことができ動画を最後まで見てくれる可能性も高まります。
動画を作る際多くの企業の方が、PCを用いて制作される方が多いと思います。
実際にユーザー側の視点になって、動画のテンポやサイズ感などを意識することが大事です。
ユーザーに動画を見て何をしてほしいのか?を明確に示すと、動画広告を視聴後の動きを誘導しやすくなります。
また視聴を通じてユーザーに何を印象に残したいかを明確にしてクリエイティブを作成し、複数の訴求軸を用意しておきましょう。
たとえば、商品そのものを訴求するもの、使用感・体験を訴求するもの、価格・値引きを訴求するものなど、配信後さらなる効果検証ができるでしょう。
LINE広告は様々な業界で活用されていますが、LINE動画広告を活用した事例を紹介します。
ご紹介するのは、おやつのサブスクリプションサービス【snaq.me】の「株式会社スナックミー」。
動画広告を導入し、静止画と比較したところCPM(広告が1000回表示される事の広告費)が1.7倍高く、CTR(クリック率)が5.4倍高いことが判明。
最終的には静止画に比べて、CPA(顧客獲得単価)が約30%抑えるという成果をあげています。
他にもテキスト面やクリエイティブ検証を様々な方法で重ねており、LINE広告を出す際にとても参考になる事例となっていますので是非ご覧ください。
株式会社スナックミーのLINE広告の活用事例はこちらから。
日本国内月間アクティブユーザー数が9,500万人を誇るLINEは、柔軟な配信方法と多彩な配信面により、これまで広告が難しかった層にもアプローチできます。
特に注目を集めるLINE動画広告は、より多くのユーザーにリーチできることが魅力です。
本記事を参考にして、まだLINE動画広告を導入していない方はぜひ検討してみてください。
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